7月の休日。
今話題の電動バイク「SUPER SOCO TC-MAXをショートツーリングに連れ出しました。

SUPER SOCO TC-MAXは、定格出力3.9Kwの軽二輪車格のバイクで、AT普通免許でも運転できるという、スクーターのようなスポーツバイクです。
最高速度は、95km/h。
航続距離は100km程度となっています。
充電は100Vで8時間ほどで満充電となります。
駆動はモーターからベルトを介して後輪に伝えます。

帰りの事を考えると、あまり遠くへは行けないので、50km以内で折り返せる場所を考えます。
近場で、涼しい山手で、ワインディングも楽しめて、さらにおいしい物を食べたい。
という事で、犀川の人気のカフェ「フルーツ工房えふ」に向かうことにします。
そうと決まれば、さっそくホンダショップライフを後にします。
目的地までは40kmほどでしょうか。
この時間、けっこう気温が上がってきました。
一刻も早く街を抜け出したい気分です。
走り出す前に、まずはシートを外しブレーカーをオンにします。
そのあとリモコンキーで開錠ボタンを押し、最後に車体のパワースイッチをオンにしてスタンバイです。
ちなみに、リモコンキーが施錠されると、盗難防止アラームが作動して、スピーカーから犬の鳴き声と車体をぐらぐら揺らすというモードになります。
まずは、一番航続距離の長い1速モードで出発します。
バッテリー残量は95%です。
スロットルを開けると、無音からスムースに発進し、そして力強く加速していきます。
モーターの唸り音が少々とベルトの駆動音、そしてロードノイズ。
いかにも電動バイクという感じが新感覚です。
国道322号線を南へ下ります。
1速だと速度が55km/hほどしか出ません。
街中だとそれくらいでも大丈夫なのですが、郊外に出るとアベレージが上がるので2速に入れないといけない気がします。

小倉南ICを過ぎると、やはり周りの車のスピードが上がってきて、55km/hでは流れに乗れません。
しかたなく2速に上げてみます。
2速なら60km/hブラスαは余裕で出ます。
この感じなら流れに乗ることができるのですが、航続距離が20%ほど短くなります。
行きに使うには不安がありますので、1速、2速を切り替えながら走ります。
車体は小ぶりなので、感覚的には125ccのスポーツバイクという感じでしょうか。
スロットルのフィーリングもまったく違和感がなく、非常にうまくコントロールされています。
サスペンションも硬くもなく柔らかくもなく、気持ちよく走れます。
ブレーキに関しても、効きに不足はありません。
ただ、スクーターと同じ前後ハンドブレーキなので、スクーターになじみのない方は違和感があるかもしれません。
道の駅香春で一度休憩をして、大阪山のワインディングに入っていきます。

装着タイヤがあまりなじみのない微妙なタイヤだったのでワインディングは不安がありましたけど、軽量なこともあり、グリップに不足もなく楽しく走れました。

楽しく峠を下っていくと、今日の目的地「フルーツ工房えふ」に到着です。
気になるバッテリー残量は60%程度です。
帰りは余裕がある残量ですね。
さて、グルメの方ですが、毎年この季節限定の「桃のパフェ」が2日ほど前から始まっていたようで、平日の昼下がりにもかかわらず行列ができています。

せっかくなので、行列に並びます。(実際には名前を受付に書いて待つのですが)
30分ほど待つと呼び出され店内に案内されました。
期待の桃パフェですが、フレッシュな桃がまるごと使われていてけっこうなボリュームで、人気があるのもうなずけます。

大満足の桃パフェをいただき、体も冷えひえになったところで、帰路に着きたいと思います。
帰りも同じコースをたどります。
行きは1速を多用してバッテリーをセーブしていましたが、帰りはバッテリーに余裕がありますので2速で快走したいと思います。
2速だと、何のストレスもなく快適の走ることができます。
3速は少しだけ最高速が上がるようですが、その分バッテリの減りも早いので使いどころが微妙です。
2速で快適にツーリングスピードで難なくホンダショップライフに到着。
ただバッテリーの減りは行きよりは早く、残量17%となっていました。
気が付いたことは、内燃機関エンジンと比べると、夏は涼しいので、ずいぶん疲労が違ってくるかも知れないですね。
航続距離と充電方法などの問題が解決されれば、ツーリングバイクとしての可能性と素質は十分ありそうな感じでした。
ツーリングと考えると、もう少し遠くまで行きたいですもんね。